Advertencia: R18. Contiene una representación cruel.

Los derechos exclusivos pertenecen al autor sobre su obra.


    [Información]

  • [ES] Traducciones realizadas a través de una Traducción Automática.

 


N8611BV

ありふれた職業で世界最強

Autor:厨二好き/白米良

第四章
Cuarto Capítulo {**Arco*}

N8611BV-95

もう一度、思い出して
Una vez más, recordando

 ハジメと香織が見上げる帆船は、地球でもそうそうお目にかかれない規模の本当に巨大な船だった。
 El barco de vela que Hajime y Kaori admiran, era un barco con estructura realmente enorme que no es tan a menudo visto en la Tierra.

 全長三百メートル以上、地上に見える部分だけでも十階建て構造になっている。そこかしこに荘厳な装飾が施してあり、朽ちて尚、見るものに感動を与えるほどだ。木造の船で、よくもまぁ、これほどの船を仕上げたものだと、同じく物造りを得意とするハジメは、当時の職人達には尊敬の念を抱かずにはいられなかった。
 Más de 300 metros de longitud total, incluso si únicamente es visible una parte en el suelo se convierte en una estructura de diez pisos. La decoración solemne se da en muchos lugares, además de la putrefacción, es suficiente para dar una impresión con sólo observar. Un barco hecho de madera, pero bueno, que este barco haya sido completado, del mismo modo, Hajime quien sentía orgullo de la fabricación, no pudo evitar tener un sentimiento de respeto hacia los artesanos de esos días.

 ハジメは、香織を抱えると“空力”を使って飛び上がり、豪華客船の最上部にあるテラスへと降り立った。すると、案の定、周囲の空間が歪み始める。
 En cuanto a Hajime, sosteniendo a Kaori, saltó utilizando la “Aerodinámica”, y aterrizó en la terraza de la parte superior del barco de lujo. Acto seguido, como se esperaba, el espacio circundante comienza a distorsionar.

「またか……香織、気をしっかりもてよ。どうせ碌な光景じゃない」
「De nuevo…… Kaori, debes tener firmemente cuidado. No es una buena escena de todos modos」
「……うん。大丈夫だよ」
「…… Nn. Está bien」

 テンポの遅い香織の返事に、ハジメは、先程の指摘は、迷宮攻略中に言う事ではなかったかと軽く後悔した。明らかに、香織のテンションがダダ下がりである。言わなければならないことだったと確信しているが、もう少し、タイミングというものがあったかもしれない。香織の浮かべる笑みが、ハジメの知っているものと余りに異なり見ていられなくなったのだが……せめて【メルジーネ海底遺跡】を攻略するまで我慢すべきだった、かもしれないとハジメは頬をカリカリと掻きながら思った。
 En la respuesta de ritmo lento de Kaori, Hajime, quien señaló anteriormente, se arrepiente ligeramente ya que no debió decirlo durante la conquista del laberinto. Claramente, la tensión de Kaori está cayendo {*}. Aunque estaba seguro de que no debía ser dicho, un poco más, puede que no haya habido un momento. La sonrisa que Kaori tiene, Hajime observaba que era demasiado diferente de la que conocía, aunque…… Por lo menos debería haber tenido que esperar hasta que la【Ruina del Fondo Marino de Merujīne】fuera conquistada, posiblemente pensó Hajime nerviosamente mientras su mejilla sudaba.

 そうこうしている内に周囲の景色は完全に変わり、今度は、海上に浮かぶ豪華客船の上にいた。
 Mientras tanto el paisaje circundante cambió por completo, en esta ocasión, estaban en la parte superior de un barco de lujo que flota en el mar.

 時刻は夜で、満月が夜天に輝いている。豪華客船は光に溢れキラキラと輝き、甲板には様々な飾り付けと立食式の料理が所狭しと並んでいて、多くの人々が豪華な料理を片手に楽しげに談笑をしていた。
 Por la noche, la luna llena es brillante en el cielo nocturno. El barco de lujo se desborda a la luz y brilla intensamente, las diversas decoraciones y la cocina de estilo bufé desbordan en línea sobre la cubierta, mucha gente estaba charlando gratamente a un lado de la cocina suntuosa.

「パーティー……だよね?」
「Una fiesta…… Verdad?」
「ああ。随分と煌びやかだが……メルジーネのコンセプトは勘違いだったか?」
「Oh. Aunque bastante deslumbrante…… Fue malinterpretado el concepto de Merujīne?」

 予想したような凄惨な光景とは程遠く肩透かしを喰ったような気になりながら、その煌びやかな光景を、ハジメと香織は、おそらく船員用の一際高い場所にあるテラスから、巨大な甲板を見下ろす形で眺めていた。
 Si bien, esperaban que fuera una escena horrible ****}, en la escena deslumbrante, Hajime y Kaori, desde la terraza donde probablemente es un lugar particularmente alto para los marineros, estaban buscando la forma de mirar hacia abajo a la enorme cubierta.

 すると、ハジメ達の背後の扉が開いて船員が数名現れ、少し離れたところで一服しながら談笑を始めた。休憩にでも来たのだろう。
 Entonces, varios marineros aparecen desde una puerta abierta detrás de Hajime {**y Kaori*}, ellos comienzan una charla mientras toman un breve descanso en un lugar un poco alejado. Es probable que hayan llegado a tomar un descanso.

 その彼等の話に聞き耳を立ててみたところ、どうやら、この海上パーティーは、終戦を祝う為のものらしい。長年続いていた戦争が、敵国の殲滅や侵略という形ではなく、和平条約を結ぶという形で終わらせることが出来たのだという。船員達も嬉しそうだ。よく見れば、甲板にいるのは人間族だけでなく、魔人族や亜人族も多くいる。その誰もが、種族の区別なく談笑をしていた。
 Al escuchar con atención la historia de ellos, al parecer, en cuanto a esta fiesta en el mar, tiene como intención celebrar el final de la guerra. La guerra se prolongó durante mucho tiempo, pero ni en la forma de invasión o la aniquilación de la nación enemiga, ya que se podía finalizar al formar un tratado de paz. Los marineros también parecían contentos. Si se observa con cuidado, no es solamente un grupo de seres humanos quienes están en la cubierta, también hay muchos grupos de demonios y grupos de semi-humanos. Así que todo el mundo, tenía una conversación agradable sin distinción de la raza.

「こんな時代があったんだね」
「Hubo tal época」
「終戦のために奔走した人達の、まさに偉業だな。終戦からどれくらい経っているのか分からないが……全てのわだかまりが消えたわけでもないだろうに……あれだけ笑い合えるなんてな……」
「El esfuerzo de la gente por el fin de la guerra, en efecto se trata de un gran logro. No sé cuánto tiempo ha pasado desde que terminó la guerra, pero…… Parece que ni toda la sensación de malestar ha desaparecido {*}…… Como para reír en esa medida……」
「きっと、あそこに居るのは、その頑張った人達なんじゃないかな? 皆が皆、直ぐに笑い合えるわけじゃないだろうし……」
「Ciertamente, los que están allí, es gente que hizo su mejor esfuerzo, No?{*} Todo el mundo, supongo que no significa que rían de inmediato…… {*}」
「そうだな……」
「Sí, tienes razón……」

 楽しげで晴れやかな人々の表情を見ていると、ハジメと香織も自然と頬が緩んだ。暫く眺めていると、甲板に用意されていた壇上に初老の男が登り、周囲に手を振り始めた。それに気がついた人々が、即座におしゃべりを止めて男に注目する。彼等の目には一様に敬意のようなものが含まれていた。
 Al mirar las expresiones alegres y radiantes de la gente, Hajime y Kaori naturalmente también aflojaron sus mejillas. Mientras contemplaban por un tiempo, un hombre mayor sube al escenario que había sido preparado en la cubierta, y comienza a agitar la mano alrededor. Además, la gente que se ha dado cuenta de ello, de inmediato dejó de hablar para centrarse en el hombre. Una cosa como el respeto se contempló por igual en sus ojos.

 初老の男の傍には側近らしき男と何故かフードをかぶった人物が控えている。時と場合を考えれば失礼に当たると思うのだが……しかし、誰もフードについては注意しないようだ。
 Un hombre como el cercano asistente y la persona que lleva una capucha {*} por alguna razón espera cerca del hombre mayor. Aunque piensen que da un golpe de descortesía considerando el tiempo y la situación {*}…… Sin embargo, todos parecen preocuparse por quien tiene la capucha {*}.

 やがて、全ての人々が静まり注目が集まると、初老の男の演説が始まった。
 Después de poco tiempo, cuando todas las personas se quedan en silencio, y reúne la atención, comenzó el discurso del hombre mayor.

「諸君、平和を願い、そのために身命を賭して戦乱を駆け抜けた勇猛なる諸君、平和の使者達よ。今日、この場所で、一同に会す事が出来たことを誠に嬉しく思う。この長きに渡る戦争を、私の代で、しかも和平を結ぶという形で終わらせる事が出来たこと、そして、この夢のような光景を目に出来たこと……私の心は震えるばかりだ」
「Señores, y el anhelo por la paz, valientes señores que pasaron a través de la guerra apostatando su propia vida por lo tanto, mensajeros de la paz. Este día, en este lugar, estoy muy contento de haber podido reunir a todos. Esta guerra que se extendió a largo, en mi generación, sin embargo las circunstancias de ser capaz de terminar tanto en la forma como para unirse a la paz, y ahora, el hecho de que fuera capaz de ver esta escena similar a un sueño…… Mi corazón se estremece」

 そう言って始まった演説を誰もが身じろぎ一つせず聞き入る。演説は進み、和平への足がかりとなった事件や、すれ違い、疑心暗鬼、それを覆すためにした無茶の数々、そして、道半ばで散っていった友……演説が進むに連れて、皆が遠い目をしたり、懐かしんだり、目頭を抑えて涙するのを堪えたりしている。
 ****}. El discurso procede, el evento en que se convirtió y el punto de apoyo para la paz, すれ違い,****}

 どうやら初老の男は、人間族のとある国の王らしい。人間族の中でも、相当初期から和平のために裏で動いていたようだ。人々が敬意を示すのも頷ける。

 演説も遂に終盤のようだ。どこか熱に浮かされたように盛り上がる国王。場の雰囲気も盛り上がる。しかし、ハジメは、そんな国王の表情を何処かで見たことがあるような気がして、途端に嫌な予感に襲われた。

「――こうして和平条約を結び終え、一年経って思うのだ………………実に、|愚かだったと《・・・・・・》」

 国王の言葉に、一瞬、その場にいつ人々が頭上に“?”を浮かべる。聞き間違いかと、隣にいる者同士で顔を見合わせる。その間も、国王の熱に浮かされた演説は続く。

「そう、実に愚かだった。獣風情と杯を交わすことも、異教徒共と未来を語ることも……愚かの極みだった。わかるかね、諸君。そう、君達のことだ」
「い、一体、何を言っているのだ! アレイストよ! 一体、どうしたと言うッがはっ!?」

 国王アレイストの豹変に、一人の魔人族が動揺したような声音で前に進み出た。そして、アレイスト王に問い詰めようとして……結果、胸から剣を生やすことになった。

 刺された魔人族の男は、肩越しに振り返り、そこにいた人間族を見て驚愕に表情を歪めた。その表情を見れば、彼等が浅はかならぬ関係であることが分かる。本当に、信じられないと言った表情で魔人族の男は崩れ落ちた。

 場が騒然とする。「陛下ぁ!」と悲鳴が上がり、倒れた魔人族の男に数人の男女が駆け寄った。

「さて、諸君、最初に言った通り、私は、諸君が一同に会してくれ本当に嬉しい。我が神から見放された悪しき種族ごときが国を作り、我ら人間と対等のつもりでいるという耐え難い状況も、創世神にして唯一神たる“エヒト様”に背を向け、下らぬ異教の神を崇める愚か者共を放置せねばならん苦痛も、今日この日に終わる! 全てを滅ぼす以外に平和などありえんのだ! それ故に、各国の重鎮を一度に片付けられる今日この日が、私は、堪らなく嬉しいのだよ! さぁ、神の忠実な下僕達よ! 獣共と異教徒共に裁きの鉄槌を下せぇ! ああ、エヒト様! 見ておられますかぁ!!!」

 膝を付き天を仰いで哄笑を上げるアレイスト王。彼が合図すると同時に、パーティー会場である甲板を完全に包囲する形で船員に扮した兵士達が現れた。

 甲板は、前後を十階建ての建物と巨大なマストに挟まれる形で船の中央に備え付けられている。なので、テラスやマストの足場に陣取る兵士達から見れば、眼下に標的を見据えることなる。海の上で逃げ場もない以上、地の利は完全に兵士達側にあるのだ。それに気がついたのだろう。各国の重鎮達の表情は絶望一色に染まった。

 次の瞬間、遂に甲板目掛けて一斉に魔法が撃ち込まれた。下という不利な位置にいる乗客達は必死に応戦するものの……一方的な暴威に晒され抵抗虚しく次々と倒れていった。

 何とか、船内に逃げ込んだ者達もいるようだが、ほとんどの者達が息絶え、甲板は一瞬で血の海に様変わりした。ほんの数分前までの煌びやかさが嘘のようだ。海に飛び込んだ者もいるようだが、そこにも小舟に乗った船員が無数に控えており、やはり直ぐに殺されて海が鮮血に染まっていく。

「うっ」
「香織」

 吐き気を堪えるように、香織が手すりに身を預け片手で口元を抑えた。余りに凄惨な光景だ。無理もないと、ハジメは香織を支える。

 アレイスト王は、部下を伴って船内へと戻っていった。幾人かは咄嗟に船内へ逃げ込んだようなので、あるいは、狩りでも行う気なのかもしれない。

 彼に追従する男とフードの人物も船内に消える。

 と、その時、ふと、フードの人物が甲板を振り返った。その拍子に、フードの裾から月の光を反射してキラキラと光る銀髪が一房、ハジメには見えた気がした。

 周囲の景色がぐにゃりと歪む。どうやら、先程の映像を見せたかっただけらしく、ハジメと香織は元の朽ちた豪華客船の上に戻っていた。

「香織、少し休め」
「ううん、大丈夫だよ。ちょっと、キツかったけど……それより、あれで終わりかな? 私達、何もしてないけど……」
「この船の墓場は、ここが終着点だ。結界を超えて海中を探索して行くことは出来るが……普通に考えれば、深部に進みたければ船内に進めという意味なんじゃないか? あの光景は、見せることそのものが目的だったのかもな。神の凄惨さを記憶に焼き付けて、その上でこの船を探索させる……中々、嫌らしい趣向だよ。特に、この世界の連中にとってはな」

 この世界の人々は、そのほとんどが信仰心を持っているはずであり、その信仰心の行き着く果ての惨たらしさを見せつけられては、相当精神を苛むだろう。そして、この迷宮は精神状態に作用されやすい魔法の力が攻略の要だ。ある意味、【ライセン大迷宮】の逆なのである。異世界人であるハジメ達だからこそ、精神的圧迫もこの程度に済んでいるのだ。
 ****}【Gran Laberinto de Raisen】****}

 ハジメと香織は甲板を見下ろし、そこで起きた凄惨な虐殺を思い出して気の進まない表情になった。ハジメの場合、ただ単にウザそうなだけのようだったが。

 二人は意を決して甲板に飛び降り、アレイスト王達が入って言った扉から船内へと足を踏み入れた。

 船内は、完全に闇に閉ざされていた。外は明るいので、朽ちた木の隙間から光が差し込んでいてもおかしくないのだが、何故か、全く光が届いていない。ハジメは、“宝物庫”から緑光石を使ったライトを取り出し闇を払う。

「さっきの光景……終戦したのに、あの王様が裏切ったっていうことかな?」
「そうみたいだな……ただ、ちょっと不自然じゃなかったか? 壇上に登った時は、随分と敬意と親愛の篭った眼差しを向けられていたのに……内心で亜人族や魔人族を嫌悪していたのだとしたら、本当に、あんなに慕われると思うか?」
「……そうだね……あの人の口ぶりからすると、まるで終戦して一年の間に何かがあって豹変した……と考えるのが妥当かも……問題は何があったのかということだけど」
「まぁ、神絡みなのは間違いないな。めっちゃ叫んでたし。危ない感じで」
「うん、イシュタルさんみたいだった……トリップ中の。痛々しいよね」

 どうやら聖教教会の教皇は、女子高生からイタイ人と思われていたらしい。ハジメは、少しだけ同情してしまった。二人で、先程の光景を考察しながら進んでいると、前方に向けられたハジメのライトが何かを照らし出した。白くヒラヒラしたものだ。

 ハジメと香織は足を止めて、ライトの光を少しずつ上に上げていく。その正体は、女の子だった。白いドレスを着た女の子が、俯いてゆらゆらと揺れながら廊下の先に立っていたのだ。

 猛烈に嫌な予感がするハジメと香織。特に、香織の表情は引き攣りまくっている。ハジメは、こんなところに女の子がいるはずないので取り敢えず撃ち殺そうとドンナーの銃口を向けた。

 その瞬間、女の子がペシャと廊下に倒れ込んだ。そして、手足の関節を有り得ない角度で曲げると、まるで蜘蛛のように手足を動かし、真っ直ぐハジメ達に突っ込んで来た!

ケタケタケタケタケタケタケタッ!

 奇怪な笑い声が廊下に響き渡る。前髪の隙間から炯々と光る眼でハジメ達を射抜きながら迫る姿は、まるで何処ぞの都市伝説のようだ。

「いやぁあああああああああああ!!!!」
「うおっ!? 落ち着け香織! 腕を掴むな!」

 テンプレだが、それ故に恐ろしい光景に、香織が盛大に悲鳴を上げてハジメにしがみついた。ケタケタ笑って迫る少女? をドンナーで撃とうとしていたハジメは、香織がしがみついたせいで照準をずらしてしまった。

「ケギャ!!」

 瞬く間に足元まで這い寄った少女? は、奇怪な雄叫びと共にハジメの顔面に向かって飛びかかった。

 ハジメは、仕方なく銃撃を諦めて、ケタケタ笑う少女? の腹部に必殺のヤクザキックをぶち当てた。念のため、魔力を纏わせた上で“豪脚”も発動させている。

 ハジメのヤクザキックが腹にヒットした瞬間、少女は盛大に吹き飛び壁や廊下に数回バウンドしたあと、廊下の奥で手足を更におかし方向に曲げて停止し、そのまま溶けるように消えていった。

 ハジメは、溜息を吐くと、未だにふるふると震えながらハジメにしがみつく香織の頭を拳で軽く叩く。ビクッとしたあと、香織は、恐る恐るという感じでハジメを見上げた。既に目尻には涙が溜まっており、口元はキュッと一文字に結ばれている。マジビビリだった。

「香織って、こういうの苦手か?」
「……得意な人なんているの?」
「魔物と思えばいいんじゃないか?」
「……ぐすっ、頑張る」

 香織はそう言って、ハジメから離れた。手だけはハジメの服の裾を掴んで離さなかったが。

 先程まで、ハジメに言われたことを気にして、どこか遠慮があったというのに、今は、絶対離れないからね! という強靭な意志が濡れた瞳に宿っている。必死だ。告白したときと同じくらいに。

 その後も、廊下の先の扉をバンバン叩かれたかと思うと、その扉に無数の血塗れた手形がついていたり、首筋に水滴が当たって天井を見上げれば水を滴らせる髪の長い女が張り付いてハジメ達を見下ろしていたり、ゴリゴリと廊下の先から何かを引きずる音が下かと思ったら、生首と斧を持った男が現れ迫ってきたり……

 そのほとんどは、ハジメが魔力弾で撃ち抜くか、ヤクザキックで瞬殺したのだが……

「やだよぉ……もう帰りたいよぉ……雫ちゃんに会いたいよぉ~」

 船内を進むごとに激しくなる怪奇現象に、香織が幼児退行を起こし、ハジメの背に張り付いてそこから動かかなくなった。

 ちなみに、雫の名を呼ぶのは、小さい時から光輝達に付き合わされて入ったお化け屋敷で、香織のナイト役を勤めていたのは雫だったからだそうだ。決して、ゆりゆりしているわけではない。

 【メルジーネ海底遺跡】の創設者メイル・メルジーネは、どうやらとことん精神的に追い詰めるのが好きらしい。ハジメは、奈落の底で、闇と化け物に囲まれながら長期間サバイバルしていた経験があるので、特に、どうとも思わないが、普通の感性を持つ者なら精神的にキツイだろう。もっとも、ユエやティオが驚きむせび泣くところなど想像できないが……
 La【Ruina del Fondo Marino de Merujīne】***}

 先程までの人生の迷子的なシリアスな雰囲気は何処に行った? と、思わずツッコミを入れたくなるくらいハジメに引っ付き半泣きになりながら、それでも何とか回復魔法で怪奇を撃退していく香織とそれを見守るハジメ。途中、何度か香織が意識を飛ばしそうになりつつも、遂に二人は、船倉までたどり着いた。

 重苦しい扉を開き中に踏み込む。船倉内にはまばらに積荷が残っており、ハジメ達は、その積荷の間を奥に向かって進む。すると、少し進んだところで、いきなり入ってきた扉がバタンッ! と大きな音を立てて勝手に閉まってしまった。

「ぴっ!?」
「……」

 香織がその音に驚いて変な声を上げる。何だか、迷宮を攻略したあとも自分のした大切な話を覚えているのか心配になって来たハジメ。ああいう話を何度もするのは勘弁だった。

 ハジメが、溜息を吐きながらビクつく香織の肩をポンポンと撫でて宥めていると、また異常事態が発生した。急に濃い霧が視界を閉ざし始めたのだ。

「ハハハハハハ、ハジメくん!?」
「何か陽気な外人の笑い声みたいになってるぞ。今まで通り、魔法でぶっ飛ばせばいいだけだ。大丈夫だって」

 ハジメがそう答えた瞬間、ヒュ! と風を切る音が鳴り霧を切り裂いて何かが飛来した。咄嗟に、ハジメが左腕を掲げると、ちょうど首の高さで左腕に止められた極細の糸が見えた。更に、連続して風を切る音が鳴り、今度は四方八方から矢が飛来する

「ここに来て、物理トラップか? ほんとに嫌らしいな! 解放者ってのはどいつもこいつも!」
「守護の光をここに “光絶”!」

 ハジメは、一瞬、意表を突かれたものの、所詮はただの原始的な武器であることから難なく捌き、香織も防御魔法を発動した。直後、前方の霧が渦巻いたかと思うと、凄まじい勢いの暴風がハジメと香織に襲いかかった。

 ハジメは、靴のスパイクで体を固定し飛ばされないようにしつつ、咄嗟に、隣の香織を掴もうとしたが、運悪く香織の防御魔法が邪魔になり、一瞬の差で手が届かなかった。

「きゃあ!?」

 香織は悲鳴を上げて暴風に吹き飛ばされ霧の中へと姿を消す。ハジメは舌打ちをして感知系能力を使い香織の居場所を把握しようとした。しかし、どうやらこの霧は【ハルツィナ樹海】の霧と同じように方向感覚や感知系の能力を阻害する働きがあるようで、あっさり見失ってしまった。
 ****}【Mar de Arboles Harutsuina】****}

「ちっ、香織。そこを動くなよ!」

 舌打ちしつつ香織に呼びかけるハジメに、今度は前方の霧を切り裂いて、長剣を振りかぶった騎士風の男が襲いかかってきた。何らかの技なのだろう、凄まじい剣技を繰り出してくる。

 ハジメは、それを冷静にドンナーで受け流すと、大きく相手の懐に踏み込み左のシュラークを腹に当てがって魔力弾を撃ち放つ。腹に風穴を開けられた騎士風の男は苦悶の声を上げることもなくそのまま霧散した。

 しかし、同じような並みの技量ではない剣士や拳士、他にも様々な武器を持った武闘派の連中が、霧に紛れて次々に襲いかかってきた。

「クソ面倒な……」

 悪態を吐きつつ、ハジメは、紅色の魔力弾を衛星のように体の周囲に展開し、“瞬光”も発動して即行で片付けにかかる。香織の声が聞こえないのが気がかりだったのだ。

 一方、その香織はというと、ハジメの姿が見えなくなってしまった事に猛烈な不安と恐怖を感じていた。ホラーは、本気で苦手なのだ。こればっかりは、体が勝手に竦んでしまうので、克服するのは非常に難しい。ただでさえ、劣等感から卑屈になっている点を指摘されてしまい、何とか、そんなことはないと示そうと思っていたのに、肝心なところで縋り付いてしまう自分がほとほと嫌になる。

 こんなことではいけないと震える体を叱咤して、香織は何とか立ち上がる。と、その時、香織の肩に手が置かれた。ハジメは、よく肩をポンポンと叩いて励ますことがあるので、自分を見つけてくれたのかと、一瞬、喜びか湧き上がった。

「ハジメく……」

 直ぐに振り向こうとして、しかし、その前に、香織は、肩に置かれた手の温かみが妙に薄いことに気がついた。いや、もっと正確に言うなら、温かいどころか冷たい気さえする。香織の背筋が粟立った。自分の後ろにいるのは、ハジメではない。直感で悟る。

 では、一体だれ?

 油を差し忘れた機械のようにギギギと音がなりそうな有様で背後を振り返った香織の眼前には……目、鼻、口――顔の穴という穴の全てが深淵のような闇色に染まった女の顔があった。

「あふぅ~」

 香織の精神は一瞬で許容量をオーバーし、防衛本能に従ってその意識を手放した。

 その頃、ハジメは、わずか二分程で五十体近い戦士の亡霊達を撃滅していた。大体、二~三秒で歴戦の戦士を一体屠っている計算だ。と、その時、一瞬、攻勢が止んだかと思うと、霧の中から大剣を大上段に振りかぶった大男が現れ、霧すら切り裂きながら莫大な威力を秘めた剣撃を繰り出した。

 ハジメは、半身になってその一撃をかわす。しかし、最初から二ノ剣が想定されていたのか、地面にぶつかった反動も利用して大剣が跳ね上がった。

 ハジメは、その場で跳躍すると、“金剛”をかけつつ大剣に義手を引っ掛けその上に飛び乗る。そして、振り切られた大剣の上に膝立ちするハジメは、スっとドンナーを大男の頭部に向け魔力弾を撃ち放った。

 頭部を吹き飛ばされ大男が霧散すると同時に、周囲の霧も晴れ始める。

「香織! どこだ!」

 ハジメは、香織の気配を感知しようと集中する。しかし、そんなことをするまでもなく、香織はあっさり見つかった。

「ここだよ。ハジメくん」
「香織、無事だったか……」

 微笑みながら歩み寄ってくる香織に、ハジメは安堵の吐息をもらす。そんなハジメの様子に、香織は更に婉然と微笑むと、そっとハジメに寄り添った。

「すごく、怖かった……」
「そうか……」
「うん。だからね、慰めて欲しいな」

 そう言って、香織はハジメの首に腕を回して抱きついた。そして、鼻と鼻が触れ合いそうなほど間近い場所で、その瞳がハジメの口元を見つめる。やがて、ゆっくりと近づいていき……

ゴツッ

 と音を立てて、香織のこめかみにドンナーの銃口が突きつけられた。

「な、なにを……」

 狼狽した様子を見せる香織に、ハジメの眼が殺意を宿して凶悪に細められる。

「なにを? もちろん、敵を殺すんだよ。お前がそうしようとしたようにな」

 そう言って、ハジメは微塵も躊躇わず引き金を引いた。ドンナーから紅色に輝く弾丸が撃ち放たれ容赦なく香織のこめかみを穿ち、吹き飛ばす。

カランカラン

 音を立てて転がったのは錆び付いたナイフだ。香織の手から放り出された物であり、抱きつきながら袖口から取り出したものでもある。コツコツと足音を立てながら、倒れた香織に近寄るハジメ。香織は体を起こし、怯えたように震えた声でハジメに話しかける。

「ハジメくん、どうしてこんなことッ!?」

 しかし、ハジメは取り合わず再び香織に魔力弾を撃ち込んだ。

「香織の声で勝手話すな。香織の体で勝手に動くな。全て見えているぞ? 香織に巣食ったゴミクズの姿がな」

 そう、ハジメの魔眼石には、香織と重なるようにしてとり憑いている女の亡霊のようなものが映っていた。正体がバレていると悟ったのか、香織の姿をした亡霊は、先程までの怯えた表情が嘘のように、今度はニヤニヤと笑い出した。

「ウフフ、それがわかってもどうする事も出来ない……もう、この女は私のものッ!?」

 そう話しながら立ち上がろうとした香織(憑)だったが、ハジメに馬乗りに押し倒され再び倒れこんだ。

「まてっ! なにをするの! この女は、あんたの女! 傷つけるつもりッ!?」
「頭の悪い奴だ。話すな、動くなと言っただろう? 別に香織は傷つけないさ。魔力弾で肉体は傷つかない。苦しむのは取り憑いたお前だけだ」
「私が消滅すれば、この女の魂も壊れるのよ! それでもいいの!?」

 その言葉に、ハジメが少し首を傾げる。ハッタリの可能性も十分にあるが、真偽を確かめるすべがない。普通なら、躊躇し手を出せなくなるだろう。香織(憑)もそう思ったのか、再びニヤつきながら、上からどけとハジメに命令した。それに対するハジメの返答は、

スパンッ! スパンッ!

 魔力弾を撃ち込むことだった。苦痛を感じているのか香織(憑)の表情が歪む。そして焦った表情で更に魔力弾を撃ち込もうとするハジメに怒声を上げた。

「あんた正気なの!? この女がどうなってもいいの!?」
「黙れ、ゴミクズ。お前の言う通り攻撃を止めたところで、香織の体は奪われたままだろうが。それに、逆に言えば、消滅させなければ魂は壊れないんだろう? なら、出て行きたくなるまで死なないようにお前を嬲ればいいだけだ」

 あまりに潔い発言に絶句する女の亡霊。そして、ハジメの濃密な殺意が宿った眼光に射抜かれて硬直する。

「俺の“大切”に手を出したんだ……楽に消滅なんてさせない。あらゆる手段を尽くして、|消えないように《・・・・・・・》してやる。あらゆる苦痛を与えて、それでも狂うことすら許さない。お前は敵だが……絶対に殺してやらない」

 ハジメの体から紅色の魔力が噴き上がり、白髪が煽られてゆらゆらと揺らめく。殺気も魔力も荒れ狂い、にもかかわらず瞳だけが氷のように凍てついている。

 ハジメは、激怒しているのだ。かつてないほど。ただ敵を殺すだけでは飽き足らない、“残虐性”が発露するほどに。

 香織にとり憑いた亡霊は、余りに濃密でおぞましい殺意に、もはや硬直してハジメを凝視する以外何も出来なかった。この時になって、ようやく悟ったのである。自分が決して手を出してはいけない化け物の、決して触れてはいけない禁忌に触れてしまったのだと。

 ドンナーの銃口が、香織(憑)の額に押し当てられる。とり憑いた亡霊は、ただひたすら願った。一秒でも早く消えてしまいたいと。これからされるかだろう“何か”を思うと、少しでも早く消えてしまいたかった。

 亡霊の正体は、元々、生に人一倍強く執着する思念が変質したものだったのだが、その思いすら吹き飛ばすほど、今のハジメの放つ雰囲気は恐ろしかったのだ。

消えたい! 消えたい! 消えたい! 消えたい! 消えたい! 消えたい!

 亡霊の叫びが木霊する中、ハジメがまさに引き金を引こうとした瞬間、香織の体が突然、輝き出した。それは、状態異常回復の魔法“万天”の輝きだ。香織が万一に備えて“遅延発動”用にストックしておいたものである。

 突然の事態に呆然とする亡霊に内から声が響いた。

――大丈夫、ちゃんと送ってあげるから

 その言葉と共に、輝きが更に増す。純白の光は、亡霊を包み込むように纏わりつくと、ゆらりふわふわと天へ向けて立ち上っていった。同時に、亡霊の意識は薄れていき、安堵と安らぎの中、完全にこの世から消滅した。

 一拍の後、香織のまぶたがふるふると振るえ、ゆっくり目を開いた。馬乗り状態のハジメが、真上から香織の瞳を覗き込む。香織が輝き出してから、ハジメの魔眼石には、存在が薄れていく亡霊の姿が映っていたので、取り敢えず殺意を薄め、香織の中にいないか確かめているのだ。

 間近い場所にハジメの顔があり、押し倒されている状況で、ハジメの視線は真っ直ぐ香織の瞳を射抜いている。びっくりするほど真剣で、同時に、心配と安堵も含まれた眼差し。そんな瞳を見つめ返しながら、香織の体は自然と動いていた。

 スっと顔を持ち上げて、ハジメの唇に自分のそれを重ねる。唇と唇を触れ合わせるだけのもの。それでも確かに、香織のファーストキスだ。

 ハジメは、“魂が壊れる”と言われたために、万一を考えて香織に巣食うものがないか“見る”ことに集中しており、ごく自然な動作で迫った香織のキスを避けることが出来なかった。驚いて一瞬硬直するハジメから、香織は、そっと唇を離す。

「……なにして……」
「答えかな?」
「答え?」
「うん。どうして付いて来たのか、これからも付いて行くのか……ハジメくんの問い掛けに対する答え」

 そう言ってハジメに向けられた香織の微笑みは、いつも見ていた温かな陽だまりのような微笑みだった。ここに来てから見せていた、作り笑いの影は微塵もない。

 実のところ、とり憑かれている間、香織には意識があった。まるで、ガラス張りの部屋に閉じ込められてそこから外を見ているような感じだった。それ故に、香織もしっかりと認識していたのだ。未だかつて見たことがないほど怒り狂ったハジメの姿を。香織を“大切”だと言って、敵に激情をぶつけた姿を。

 そのハジメの姿を見た瞬間、香織の胸に耐え難い切なさが湧き上がった。そして、それと同時に、告白した時のどうしようもない気持ちを思い出したのだ。

 それは、誰に何と言われようと、例えどれだけ迷惑を掛けようとも、このわがままだけは貫かせて欲しい。貫いてみせる。そんな気持ちだ。ハジメを囲むユエ達の輪の中に、自分だけいないことが耐え難かった。自分だけハジメの傍にいないという未来は想像もしたくなかった。自分の力量がユエ達に遠く及ばないことは重々承知していても、気持ちだけは負けていないと示したかった。

「好きだよ、ハジメくん。大好き。だから、これからも傍にいたい」
「……辛くなるだけじゃないか? シアのように、ユエもいなければ、ってわけじゃないだろう?」
「そうだね。独占したいって思うよ。私だけ見て欲しいって思うよ。ユエに、嫉妬もするし、劣等感も抱くよ……辛いと感じることもあるかも」
「だったら……」
「でも、少なくとも、ここで引いたら後悔することだけは確かだから。確信してるよ。私にとっての最善はハジメくんの傍にいることだって……最初からそう思って付いて来たのに、実際に差を見せつけられて色々見失ってたみたい。でも、もう大丈夫」

 ハジメの頬を両手で挟みながら、ふわりと微笑む香織。ハジメは、困ったような呆れたような複雑な表情だ。香織が自分で決めて、その決断が最善だと信じているなら、ハジメに言えることは何もない。幸せの形など人それぞれだ。ハジメに香織の幸せの形を決めることなど出来ないし、するべきでもない。

「……そうか。香織がそれでいいなら、俺はこれ以上なにも言わない」
「うん。いっぱい面倒かけるけど、嫌わないでね」
「今更だろう。学校でも、ここに来てからも……お前は割かしトラブルメイカーだ」
「それは酷いよ!」
「そうか? 学校でも空気読まずに普通に話しかけて来たし、無自覚に言葉の爆弾落とすし、その度に、周りの奴らが殺気立つし、香織は気づかないし、深夜に男の部屋へネグリジェ姿でやって来るし……」
「うぅ、あの頃はまだ自覚がなくて、ただ話したくて……部屋に行ったのは、うん、後で気がついて凄く恥ずかしかった……」

 顔を赤くし両手で顔を覆う香織の上から退き、ハジメは、そのまま香織を助け起こす。そして、苦笑いしながら香織の肩をポンポンと叩き、そして、霧が晴れてから倉庫の一番奥で輝き始めた魔法陣の方へ歩き出そうとした。

 そのハジメの袖をギュッと掴む香織。見れば、少しふらついてる。どうやら、とり憑かれていたせいか、少し体の感覚が鈍いらしい。体に異常はないようなので、直に元に戻るだろうが。

「少し休憩しよう」

 そう提案したハジメに、香織はいいことを思いついた笑みを浮かべると、ハジメに背を向けさせその背中に飛び乗った。

「……何してる」
「早く先に進んだ方がいいでしょ? いつまで魔法陣が機能してるか分からないし。ぼやぼやしてたら、また霧が出ちゃうかも。だから、ね?」

 確かに一理あることなので、ハジメは「しょうがないか……」と頭をカリカリ掻きながら、香織を背負い直して魔法陣へと歩いて行った。

 香織は、腕をハジメの首に回して、これでもかというくらいギュッと背中にしがみつく。何がとは言わないが、背中に感じる凄く柔らかい感触を極力無視するハジメ。そんなハジメの耳元に甘い声音が響く。ほとんど触れるような近さで、香織の唇が震え、熱い吐息と共に言葉が囁やかれた。

「ハジメくん……さっきのもう一度言って欲しいな」
「さっきの?」
「そう、“何に”手を出されたから怒ったの?」
「……さぁ、何のことかわからない」
「もうっ、それくらい言ってよ~」

 ある意味、イチャついていると言えなくもない雰囲気で香織を背負ったハジメは、スタスタと進み、躊躇いなく魔法陣へと足を踏み入れた。

************************************************
いつも読んで下さり有難うございます
感想・意見・誤字脱字報告も有難うございます

次回は、木曜日の18時更新予定です


N4726CX

異世界に行ったら性奴隷を持つのが常識でした。
Era el Sentido Común tener Esclavas Sexuales cuando vas a un Mundo Diferente.

Autor:神崎陸人

序章 異世界生活
Prefacio La Vida en un Mundo Diferente

N4726CX-1

ほのぼのと書いていますので結構不定期になる予定。
********************************************
プロローグ
Prólogo

「どうしろってんだよ……」
「No sé qué hacer……」
 俺――南條拓海(なんじょうたくみ)は公園に突き刺さった純金の剣へ向かって言った。
 Yo――Takumi Nanjou, hablé hacia una espada de oro puro que encontré en el parque.
「知っているぞこの展開は……。剣を引き抜いたら、異世界とかに飛ばされるんだろ?アニメや漫画でよくある展開だ」
「Lo sé, este desarrollo……. Después de sacar la espada, yo seré transferido a un mundo diferente?Es el desarrollo común en el Anime y el Manga」
 地元の高校に通う俺は、たまたま下校途中に通った公園でこの不可解な物質を見つけてしまった。
 Yo, quien asiste a la escuela de secundaria local, por casualidad en el parque de camino a casa desde la escuela, he encontrado este material misterioso.
 最初はすぐに見て見ぬふりをして、公園から立ち去ったのだが、どういうわけか同じ所をループするように公園に戻ってしまっていた。
 Lo primero fue inmediatamente fingir no ver, para dejar el parque, pero, por alguna razón resulto en un bucle de regreso al parque.
「抜けって事だろ?それは分かっているんだが、俺はわざわざ面倒事に巻き込まれに行きたくは……」
「Será una cosa perdida?Eso lo comprendo pero, yo no quiero ir a ser involucrado en una cosa deliberadamente molesta……」
 俺はまた、深くため息をついた。
 Yo nuevamente, suspiré profundamente.
「でもなぁ……これを抜かないと帰れないみたいだし、俺にしか見えていないみたいだし……」
「Peroo…… Como no puedo sacarla, creo que no puedo regresar, al parecer no es solo visible para mí……」
 そう。俺がこの純金の剣の前で唸っているのを、先ほどから通行人が不思議そうな目で見ていくのだ。
 Oou. Estoy gimiendo delante de esta espada de oro puro, desde hace algún tiempo los transeúntes observan con asombro.
「抜くしかないよなあ……」
「No tengo más remedio que sacarla……」
 俺は一つ、額に手をあててため息をつくと、純金の剣へと歩み寄ってその柄に手をかけた。
 Yo soy el único, suspirando puse una mano en el frente, me acerqué a la espada de oro puro y trabajé duro en la empuñadura.
 そして、片手で勢いよく引き抜く。
 Entonces, la sacó vigorosamente con la mano.
 純金でできているはずの物質は、驚くほどに軽かった。
 El material debe ser de oro puro, era tan ligero que me sorprendió.
 次の瞬間、俺は――予想通り異世界に飛んでいた。
 Al siguiente momento, Yo――Como se esperaba estaba saltando a un mundo diferente.

「汝、我を扱える唯一の者なり。汝、望むものあれば、我が叶えよう。我こそは――神世界アストラルに伝わる、伝説の聖剣なり」
「Usted, la única persona que me puede operar. Usted, si hay algo que desee, yo lo concederé. Solo soy――Un Dios que se extiende en el Mundo Astral, convertido en la Sagrada Espada de la Leyenda {*}」{**nuestro|nosotros*}
 目が覚めるとそこは草原だった。
 Cuando me desperté había un prado.
 見たこともない程広い草原。当然だが、地名など思いつくはずもない。
 Es un prado amplio, no puedo observar los límites {*}. Por supuesto, no puedo pensar en el nombre del lugar.
 姿格好は制服のまま。右手には先ほど引き抜いた純金の剣。
 Su forma es uniforme. La espada de oro puro que saque hace algún tiempo esta en la mano derecha.
「だから嫌だったんだよなぁっ!!」
「De modo que fue desagradable~!!」
 俺は清々しいほど青い空に叫んだ。
 Yo grité al cielo azul con el fin de refrescarme.
「何か地図とかないのかなぁ……。それか人に会わないとここがどこかも分からないし。いや、まぁたぶん異世界ってやつなんだろうけど……」
「No hay algún mapa……. No puedo conocer gente si no se donde. No, bueno me pregunto que tipo de mundo diferente probablemente será……{*}」
 俺は周囲をきょろきょろと見まわしながら、ぼそぼそと独り言を呟く。
 Estoy mirando a mi alrededor mientras giro alrededor {*}, murmuro un soliloquio en voz baja.
 ぱさ。
 Pa Sa. {**Crujido (SFX)*}
 不意に何かが足元に何かが落ちる音がして、俺は下を向いた。
 De pronto escucho el sonido de algo caer a los pie, me volví hacia a bajo.
 そこには、明らかに地図が落ちている。
 Hay, claramente cayó un mapa.
「えー……何ていうご都合展開。ありがたいんだけどさ」
「Uh…… Que es este oportuno desarrollo. Sin embargo, se agradece」
 俺は地図を拾い上げると、畳まれたそれを広げる。
 Cuando yo cogí el mapa, el plegado se expande.
 そこには見たこともない文字が記述されているが――
 Letras que no he visto se describen allí {*}――
「読めるから不思議だよね!!」
「Es extraño de leer!!」
 俺はそんな事を言いながら、とにかく一番近い街を見つける。
 Mientras yo digo tal cosa, de todas formas para encontrar la primera ciudad más cercana.
 帝都ヨルムガル。
 Capital Imperial Yormgal. {**Yorumugaru || Jor|Yor Mugal|Mughal*}
 日本語ではそう読むであろう街の方向へ、俺はとりあえず歩き出した。
 Creo leer la dirección de la ciudad en Japonés {*}, yo empiezo a caminar en primer lugar.
 数十分ほど歩けば、街の姿が見える。
 Caminando por decenas de minutos, la figura de la ciudad esta a la vista.
 意外と近くて助かったなぁ。
 Ayuda que estuviera inesperadamente cerca.
 俺は思いの外疲れない体を動かして、街の方向へ歩き続けた。
 Yo inesperadamente no estoy cansado de mover el cuerpo, seguí caminando en dirección a la ciudad.
 しかし――
 Sin embargo――
「おうおうおう兄ちゃん。高そうなお宝持ってんじゃねえか」
「OuOuOu Niichan {*}. El tesoro que sostienes parece ser caro」
 その途中で、見るからに盗賊のような輩にからまれた。
 A mitad de camino, a simple vista un grupo como ladrones están involucrados.
「あ、どうも。そのー……ヨルムガルって、ここから遠いですかね?」
「Ah, Gracias. Este…… Yormgal, está lejos de aquí?」
「ん?ああ、ヨルムガルなら今見えてるあの街だぜ。余所者が行くとちとビビるかも知れねぇが、それがあの街の文化だからなぁ。けどなお前さん、金持ってねぇならあんまり行く必要もないかもな。何かと物価がたけぇご時世だからさ」
「N?Oh, ese pueblo que se ve brillar en este momento es Yormgal {*}. Forastero entender que podría sentirse nervioso un poco con venir {*!}, de modo que es la cultura de ese pueblo de hecho {*!}.けどなお前さん,****}
「あ、どうもご丁寧にありがとうございます。おかげさまで助かりました」
「Ah, muchas gracias por su amabilidad. Gracias a usted fui salvado」
「おう。良いって事よ。困った時はお互いさまだかんな」
「Ou. Es bueno para ti.****}」
 俺は盗賊さんに一礼すると、またヨルムガルに向かって歩き出す。
 盗賊さんは笑顔で手を振ってくれた。
「……意外とすんなり通してくれたな」
 俺は、盗賊さんから少し離れた場所で呟いた。
「待て待て待てぇい!!何すんなり通ってやがんだてめぇっ!」
 ですよねー。
 俺は飛ぶ勢いで追いかけて来た盗賊さんに思った。
「俺を素通りできるなんて思うなよっ!泣く子も黙る盗賊ゴルドとは俺の事だぁっ!」
「あ、俺、南條拓海って言います」
「あ、これはどうもご丁寧に」
「すいません、できればもう少しお話ししたいんですけど、ちょっと急いでて……また今度でいいですか?」
「あ、えっと……こっちも一応仕事で来ているんで……。できればお金か持っていないならその剣を置いて行ってくれると嬉しいんですけど……」
「んー……ちなみにお断りしたらどうなりますかね?」
「あ、ちょっと手荒な感じになりますね」
「そうですよね。自分ちょっと痛いのは遠慮したくて……」
「……なら安心しなぁ!俺のダガーにかかりゃあ、首なんて一瞬で落ちるぜ!!」
 そう言って盗賊のゴルドさんが襲いかかってきた!
 先ほどまでは面白いなぁ、なんて思っていたのに、さすがはプロだ。眼にも止まらぬ速さで肉薄すると、振り上げられたダガーがすぐに首元に迫ってきた。
「うおっ!!」
 ギイィンっ!
 咄嗟に動いた左手が、迫りくるダガーを金属音をあげて弾き飛ばしていた。素手で。
「は?」
 盗賊のゴルドさんが、ぽかんと口を開ける。
 そして俺も口を開ける。
 もしかして俺、最強設定貰ってる?
 それを確かめるために、俺は盗賊のゴルドさんの額に、デコピンをした。
 パァンっ!
 と、乾いた音を出して、彼の体が2メートル程跳ぶ。
「マジ……?」
 俺は思わず声に出した。
「いってぇ……」
 ゴルドさんが地面に手をついて体を持ち上げる。
「やんなぁアンタ。でもなぁ、体術がいくらすごくても、魔術がダメならこの世界じゃ生き残れねぇ!燃え上がれ!」
 ゴルドさんがこちらに手を向けて、何かを唱える。
 するとすぐに
「うおっ!!熱っ!!なんだこれ!!」
 俺の足元から火柱が上がった。
「あっつ!!なんなんだよこれっ!!」
 俺はパニックになりながら、手をブンブンと振る。
 しかしその程度ではもちろん消えるはずもない。
「あっつ!!なんなんだって!!あっつ、あっつ……くない?」
 そして俺は、この火柱がそんなに熱くない事に気がついた。
 それは、これがそもそもそう言うものか、それとも俺が最強設定な事の証拠なのか。
 とにかく、火には水だよな?
 そう考えた瞬間、俺の足元から大量の水が沸き上がる。
 それが一瞬で彼の出した火柱を鎮火して――
「マジ?」
 ゴルドさんが口をあんぐりと開けて言った。
「マジっぽい」
 自分でも分からない現象に、俺はやれやれと言う感じで、両手の手のひらを空に向けて、首を横に傾げた。

「うおっ!?なんだここっ!?」
 ヨルムガルに着いた俺は、開口一番絶叫した。
 街並みは中世ヨーロッパをそのまま模したような、ファンタジーな世界そのものなのだが、そこを歩く通行人が違う。
 と言うより、通行人が連れている人物達が違うのだ。
 爆乳な女性も、つるぺたでツルツルのあの子も、皆が裸で首輪をつけられて、鎖を引かれている。
 紳士面な彼が引く女性は、裸なのに嬉しそうに笑っているし、小太りな爺さんが引くあの子は死んだ魚のような目をしている。
「はっはっは!ヨルムガルは初めてか小僧?」
 突然、大柄な男が後ろから話しかけてくる。
「うわっ!は、はいっ!」
 俺は驚いて飛び退きながら答えた。
「それならあの『性奴隷』達に驚くのも無理はない!」
「は?性奴隷?」
「そう!金で奴隷を買うんだよ。普通に労働力として確保する奴隷もいるけど、裸で街中を引かれているような奴はみんな性奴隷さ!」
「それって……道徳的にいいの?」
 俺は間違った倫理観に無意識的につっこんだ。
「奴隷と主人たちは契約時に自由に条約を結べるんだ。それは『不文の誓い』って呼ばれてな、文字通り口約束で、どちらに対しても平等に効力を発揮する。例えば奴隷が、契約時に対等な関係を望めばそうしなければならないんだ」
「あ、そうなんだ。自分の知っている奴隷制とは随分違って驚きました。もっと無理やりに酷使されるのかと」
「もちろんそう言う奴隷もいるぞ?例えば1対1の勝負で負けた性奴隷なんかは、普通、条約を結べずに性奴隷になる。ただ、奴隷商から買えばだいたいは条約を結ぶし、もし結びたくないなら……購入時に強い魔力で性奴隷を抑えつければ、勝手に契約と言う形になるんだ」
「へえー。ていうか、すごい詳しいですね。えっと……」
 俺がそうやって心底感心すると、大柄な男は
「アギル!俺の名前はアギルだ!詳しいのは当り前さ。なんたって俺は、奴隷商だからな」
「え!?そうなの!?」
「そうそう。この街では普通だから、奴隷商は割と街にいるぞ。あ、坊主も奴隷が買いたくなったら、俺の所に来てくれ。ウチは極上の奴隷ばかりだから、きっと気に入ると思うぞ。まあ……坊主の財布じゃ裏返したって買えないけどなっ!」
 そう言うと、アギルは豪快に笑う。
「まぁ、金が貯めたかったら街にあるギルドにでも行くといい。仕事を斡旋してくれて、給料も出る」
「あ、うん。ありがとうございます」
「おう!じゃあな坊主!10年以内には来てくれよ!はっはっはっ!」
 笑いながらアギルは、どこかへフラフラ行ってしまった。
 そういえば――
 未成年でも買えるか聞くの忘れたな。まぁいっか。ここ、異世界だし。
 俺は剣を握りしめ、天を仰いで当面の目標を打ち立てた。
************************************************
また色々とキーワードを追加する予定です。


N0172DA

転生スライムの食事
Tensei Suraimu no Shokuji
La Comida de quien ha Reencarnado como un Limo {** !? || Reencarnación|Limo|de|Comida*}

Autor:ゆにはち {**Yuniwachi*}

N0172DA-1

食事1 森の幼女
Comida 1 La niña del bosque

なんじゃこりゃあ!?
Qué demonios es esto!?

目が覚めると体がどろどろの液体になっていた。手も足も目も耳も口も無い。スライムになったかのようだ。
Cuando me desperté mi cuerpo se había convertido en un líquido denso. No tenía las manos, pies, ojos, oídos y boca. Parece como si se tratara de un Limo.

「おや、ちゃんと魂は定着したようね。動いてる動いてる」
「Oh, me parece que el alma se ha fijado adecuadamente. Se mueve se mueve」

その声にようやく俺の前に誰かが立っていることに気づいた。真っ黒なローブで体全体を包んだ人物、声からして女性だろう。
Gradualmente me di cuenta por la voz de que alguien esta de pie delante de mí. La persona que envuelve todo el cuerpo con un manto negro, a juzgar por la voz será una mujer.

誰だ?お前がこれをやったのか?
Quién es?Tú hiciste esto?

声は出ない。この体に口が無いからか。
La voz no sale. Debido a que no hay alguna boca en este cuerpo.

「ん?もしかしてなにかしゃべろうとしてる?ごめんねー。あなたに発声器官は無いの。成長したら自分で付けてね」
「N?Estás posiblemente tratando de hablar?Lo sientoー. Usted no tiene el órgano vocal. Adjúntala por ti mismo cuando hayas crecido 」

女性は楽しそうに笑うと俺に向かって話し続ける。
La mujer ríe alegremente mientras habla hacia mí.

「その体、作ったのはいいけど魂までは作れなくてね。適当な異世界から魂持ってきちゃった」
「El cuerpo, es excelente aunque no es posible hacer el alma {*}. He traído un alma adecuada desde un mundo diferente」

女性は再びカラカラと笑った。
La mujer rió a carcajadas una vez más.

「そう怒らないでよー怒ってるかどうか知らないけど。その体は凄いのよ。女性の愛液を食糧に成長するし、そのための擬似性交機能も備えている。物理攻撃は効かないし、一度受けた魔法は再現可能。夢みたいでしょ」
「No te enojesーno sé si estás enojado {*}. El cuerpo es increíble. Los fluidos sexuales de la mujer se convierten en un alimento de crecimiento, también tiene la función de las relaciones pseudosexual {*}. Un ataque físico ni es eficaz y, una vez recibida la magia puede ser reproducida. Probablemente como un sueño」

そんなふざけた体なんぞ要るか!今すぐ元に戻してくれ。
Este tipo de cuerpo y similares de broma son necesarios!Inmediatamente regresa el original por favor.

「というわけでさ、外に出てガンガン女の子襲っちゃいなよ。私はデータ録ってるからさ」
「Por lo tanto, sal al exterior y ataca intensamente a chicas {*}. Debido a que yo inscribiré los datos」

女性が手を振ると、いつの間にかその右手には杖が握られていた。女性が杖を振ると俺の体が持ち上がり、何処かへ運ばれていく。
Cuando la mujer agita su mano, de improviso un bastón estaba siendo agarrado en la mano derecha. Mi cuerpo se levanta cuando la mujer agita el bastón, siendo transportado hacia algún lugar.

待ってくれ俺はそんなことしない。今すぐ元の世界に帰してくれ。
Por favor espera que yo no puedo hacer tal cosa. Por favor envíame al mundo de origen en este momento.

やはり声は出ず、体は暗い、洞窟のような穴の中を運ばれていく。そして洞窟を抜けたとたん俺の体に重力が帰ってきた。ほっとしたのも束の間、洞窟の出口は崖になっていたようだ。俺の体は次第に速度を上げ、下に広がる森、そこを流れる川に落ちていった。
Como se esperaba la voz no sale, el cuerpo es oscuro, siendo llevado a través de un agujero como una cueva. Y la gravedad volvió a mi cuerpo tan pronto como de la cueva salí. Aunque por un momento me sentí aliviado, la salida de la cueva parece haberse convertido en un acantilado. Gradualmente mi cuerpo aumenta en velocidad, a continuación el bosque se extiende, estaba cayendo en el río que fluye a través de él.

川の流れが緩やかになる曲がり角、そこに引っ掛かって何とか止まることが出来た。幸い液体だからと言って水に溶けてしまうことは無かった。しかし水を吸って成長することも無かった。やはりあの女が言うように愛液を吸うしかないのか。しかしだからと言って女性を襲うわけにもいかないだろう。倫理的に。
El punto de inflexión donde la corriente del río se vuelve lenta, de alguna manera de quedar atrapado allí fue capaz de detenerme. Afortunadamente a pesar de eso el líquido en el agua no ha terminado disuelto {*}. Sin embargo, al absorber el agua no hubo un crecimiento {*}. Como se esperaba, no hay otra opción más que absorber fluidos sexuales así como la mujer dice. Sin embargo, espero a pesar de eso no atacar a una mujer. Éticamente.

とはいえ、生物である以上お腹は空く。食べ物を求めて森を彷徨ってはみたものの、途中で見つけたリンゴも口が無い以上食べることは出来なかった。本格的に女性を襲うべきか、俺の倫理観が歪んで来たところで……
Sea como fuera, al ser una cosa viviente el estómago está vacío. De lo que vi cuando vagaba por el bosque en busca de comida, como no tenía alguna boca no era capaz de comer la manzana que encontré en el camino. Realmente debo atacar a una mujer, viniendo por el camino que distorsiona mi sentido de la ética……

「お姉ちゃん、お腹空いた」
「Oneechan, tengo hambre」

「本当だ。もう太陽も高いし、お昼だね」
「Es verdad. Pronto el sol estará en lo alto y, es medio día {**es el almuerzo*}」

森の中で遊ぶ二人の女の子を見つけた。
この世界に学校があるのかどうか知らないが、二人とも小学生位、一人は五か六年生位、もう一人はまだ一年生程に見える。会話から推測するに、恐らく姉妹なのだろう。服装は中世ファンタジーの農村にくらす子供といったような質素な見た目だ。この体といい、あの女の言っていた魔法といい、そういう世界なのかもしれない。
Dos chicas se encontraban jugando en el interior del bosque.
Ni sé si este mundo tiene escuelas, ambas parecen estudiantes de escuela primaria, una de ellas es estudiante de quinto o sexto grado, mientras la otra se ve como una estudiante de primer año. Infiriendo de la conversación, probablemente son hermanas. La simplicidad de la apariencia es algo como el atuendo de los niños que viven en el campo de la edad media en la fantasía {*}. Este cuerpo es bueno {**?*}, es bueno con la magia que esa mujer dijo {**?*}, puede que sea ese tipo de mundo {**?*}.

「待ってて、お家に帰ってお弁当もらって来るから」
「Espera, regresando a casa recibiremos un obentou {*}」

姉妹の姉の方がそう言うと、妹を置いて森の奥へ走っていく。
Cuando la hermana mayor de las hermanas lo dice, la hermana menor sale corriendo a {**desde||a*} las profundidades del bosque {*}.

「あ、待ってお姉ちゃん」
「Ah, espera oneechan」

妹もそれを追って走り出すが、あっという間に見えなくなった姉とは違い、運動神経が良くないのか木の根などにつまずいてスピードが出ない。暫く走っていた妹だったが、息が切れて立ち止まってしまった。
Luego de que la hermana menor empieza a correr, a diferencia de la hermana mayor quien en un parpadeo ya no es visible, no tiene reflejos hábiles o no sale velozmente al tropezar en las raíces de un árbol {*}. Era la hermana menor que corría por un tiempo, pierde el aliento y se ha detenido.

「はぁっ……はぁっ……。ふぅ……」
「Haah…… Haah……. Fiuuu……」 {**Jadear (SFX)*}

妹は適当な切り株を見つけるとそこに座った。短く、安っぽい服の間から、その布とは違い、白く、柔らかそうな布地がチラリと見え……
Cuando encontró un muñón adecuado {**Parte de un árbol en el suelo*} la hermana menor se sentó allí. Brevemente, entre la ropa de mala calidad, a diferencia de la tela, blancamente, es vista una tela que parece ser suave……

俺は理性を失った。
Yo perdí la razón.

思えば姉妹の妹の方を追いかけて見ていたのも、俺が彼女を無意識に獲物として観察していたからかもしれない。狙うのは体力がなく力の弱い幼い子供。それも群れずに一人になったとき。野生の世界においてあまりにもありふれた状況だ。獲物はこちらに気づいていないし、こちらは既に動き始めている。
Si se piensa observando la hermana menor de las hermanas estaba siendo perseguida {*}, puede ser debido a que yo la estaba observando inconscientemente a ella como una presa. Apuntar a los niños pequeños sin capacidad y fuerza física. Cuando también se convierte en una persona sin un grupo. Es una situación muy común en el mundo salvaje. La presa no se da cuenta de esto y, esto ya empieza a moverse {*}.

逃がしはしない。
No te dejare escapar {*}.

草木の間を這うように、高速で妹に接近する。そして液状の体を広げて妹に覆い被さり、そのままの勢いで押し倒した。
Como arrastrándose a través de la vegetación {*}, me aproximo a la hermana menor a alta velocidad. Entonces el cuerpo líquido se expande y se cierne sobre la hermana menor {*}, estaba con el mismo impulso empujando hacia abajo.

「ふぁっ!やっ……」
「Fua!Odio……」 {*}

妹の上げた悲鳴を無視し、体を服の中に滑り込ませる。幼さ故にその胸は全く盛り上がっていなかったが、食事をするうえでは問題ない。むしろ邪魔なのは彼女が着けている下着だ。服と違い
ぴったりと肌に密着している。だが俺はなぜがそのような状況でどうするべきか知っていた。体を構成する液体の粘度を上げ、下着を剥ぎ取る。粘度を戻すと下着は体をすり抜けてべチャリと落下した。
Haciendo caso omiso del grito que la hermana menor levantó, se desliza en el interior de la ropa del cuerpo. Es inmadura por lo tanto el pecho no era realmente abultado {*}, no hay problema en comer {*}. Mas bien el obstáculo es la ropa interior que ella lleva. A diferencia de la ropa
Me adhiero perfectamente a la piel. Pero como yo sabía qué hacer en tal situación {*}.—-

「やだっ……!やめて……、はなして!」
「Lo odio……!Detente……, déjame!」 {*}

妹は俺を引き剥がそうとするが、彼女の手は空しく俺の体をすり抜けていくだけであった。
俺は彼女の両胸、そして股間部分に接している液体を循環させ、彼女の体に刺激を与える。

「ふぁっ!なに……これ……」
「Fua! Qué…… Esto……」 {*}

妹の体がびくりと震え、抵抗が止む。幼い彼女のことだから自慰など行ったことが無いに違いない。

「やだ……止まって!お姉ちゃん……!お姉ちゃん……!」
「Lo odio…… Detente!Oneechan……!Oneechan……!」 {*}

妹は泣きながら姉を呼び始めた。しかし彼女の姉が戻ってくる気配は無い。そして彼女が泣き始めるのとタイミングを同じくして彼女の体から食糧が流れ始めた。

「お姉ちゃん!うえぇぇぇん!」
「Oneechan!Waaaah!」 {*}

時が経つにつれ、彼女から流れ出る食糧が増えていく。そろそろ頃合いだろう。俺は彼女の股の間、肉に埋もれた小さな粒を一際強く刺激した。

「なに……あ……あぁぁぁぁぁ!」
「Qué…… Ah…… Aaaaaaah!」 {*}

妹は体を大きく仰け反らせ、大量の食糧を排出した。甘く、蕩けるような味のそれを余すことなく、全身で飲み込んでいく。それにしたがって自分の力が増していくのを感じる。

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
「Haah…… Haah…… Haah……」 {*}

妹はぐったりと倒れこんでいるが、俺はまだ食べ足りない。腹を満たすにはまだ少ない。俺は再び彼女の股のワレメの奥へ体を捩じ込む。

「待って!もうやめて!」
「Espera!Por favor detente!」 {*}

妹は悲鳴をあげるが今さらだ。先程よりも強く、乱暴に体を動かす。一度愛液の味を知った体はより獰猛に食糧を求めていた。

「あぁっ……!やっ……あぁぁぁぁぁっ!」
「Aah……!Odio…… Aaaaaah!」 {*}

先よりも早く、妹の体が跳ねる。そして溢れ出る食糧を再び吸収する。だが最初ほどの感動は得られない。一番搾りでないからか……。妹の方を見ると連続での絶頂か幼い体に堪えたのか、彼女は気絶していた。
もう一度搾るか、別の獲物を探すか。そう考え始めた頃、後で物音がした。

「ミリ……ア……?」
「Mili…… a……?」 {**Miria||Millia||Milia*}

後ろに視線を向けるとそこに立っていたのは先程別れた彼女の姉であった。地面にはその姉が持っていたとおぼしきバスケットが転がっている。

「ミリアに……ミリアに何をっ!」
「Milia…… Que haces Milia!」 {*}

姉は地面に転がっていた棒切れを掴むと俺に向かって来た。

新しい獲物だ。

俺の野生はそれ以上の感想を持たなかった。

************************************************
獲物ファイル1
Archivo de la Presa 1

名前:ミリア
年齢:6歳
詳細:王都の外れの森。そこの村で暮らすごく普通の少女。5つ違いの姉とは違いおとなしい性格。魔力はそこそこ持っているが教育を受けていないため魔法を使うことは出来ない。
捕食難易度:E
Nombre:Milia
Edad:6 años
Detalles:….—-
Grado de dificultad de depredación:E


N5389BX!

魔術師は魔法を唱えない
The another world’s wizard does not chant。
Isekai Majutsushi wa Mahou wo Tonaenai

Autor:もち

異世界 魔術師は魔法を唱えない1
Mundo Diferente Isekai Majutsushi wa Mahou wo Tonaenai 1

N5389BX!-1

突然「勇者」として異世界に召喚された魔術師ヤード。
 El Mago Yaado fue convocado repentinamente a un mundo diferente como un「héroe」。
ヤードにとってこの世界の魔術は遅れており、同じく異世界から
召喚された勇者達も頼りない。
 Yaado por la magia de este mundo se ha retrasado、también héroes poco fiables han sido convocados del mismo modo de mundos diferentes。
しかも元の世界に戻れないという……。
こんな絶望的な状況でも、ヤードは怪しくほくそ笑む。
 Por otra parte、no puede volver al mundo original……。
Incluso en una situación tan desesperada、Yaado se ríe de sí mismo de manera extraña。
「覚悟しておけよ、この世界の人間達。魔導技術の遅れたこの世界は、
俺にとって巨大な玩具(おもちゃ)箱だ。好きなように遊ばせてもらおう」
「Fue preparado、este mundo de los seres humanos。Este mundo se ha retrasado en la tecnología Madou、se trata de una caja de juguetes gigante para mí。Va a dejar que juegues como más te guste」
悪漢魔術師ヤードが圧倒的な魔導技術で異世界を蹂躙する!
 El canalla Mago Yaado a invadido un mundo diferente con una tecnología Madou abrumadora!


 
 

第一章 異世界への期待、失望の勇者召喚
1er Capítulo Las expectativas de un mundo diferente、la decepción del héroe convocando

「ああっ、四人目の勇者様の召喚も成功しました!」
「Si、la convocación del cuarto héroe también ha sido un éxito!」

 俺の目の前でそう叫んだのは、金色の髪を腰の辺りまで伸ばし、透き通るような蒼い目が特徴的で、美しい刺繍の施されたドレスを着ているという、まるで中世のお姫様のような姿の美人だ。
 Clamaba frente a mis ojos、un largo pelo dorado al hasta la cintura、unos característicos ojos cristalinos de azul claro、y además llevaba un vestido que ha sido sometido a hermosos bordados、una bella figura al igual que una princesa de la edad media。

 俺は現在、どこか別の世界へと来ている。突拍子もない話だが、俺をここへ飛ばした術式のことを考えるとそれしかありえない。
 He venido、a algún lugar de otro mundo。Es una historia inesperada、sólo es posible cuando pienso en el método con el que se me transfirió aquí。

 研究室で新しい戦略級術式の開発に没頭していたところに強制召喚型の魔法陣が突然展開され、気付いたときには四方を鎧姿の奴らに取り囲まれていた。そして俺が状況を把握しようとしていた矢先に、ただ一人場違いなドレス姿をしていた正面の女が言ったのが先ほどの台詞だ。
 En el laboratorio se había llevado a cabo la elaboración de un procedimiento minucioso para un nuevo tipo de arte clase estrategia donde de repente de manera forzada se formuló magia de tipo convocación、cuando se dio cuenta cada dirección estaba rodeada por tipos con armaduras。Y cuando estaba tratando de comprender la situación、en frente quién era la única persona que vestía diferente es la mujer que sólo dijo unas palabras。

 元の世界でも何回かあった報告例から考えるに、おそらくここは魔術依存の文明を築いている中世から近世レベルの世界で、俺は一般的に勇者召喚と呼ばれているらしい、他の世界から設定したスペック以上の能力を持つ人物を呼び出せる強制召喚術式により呼び出されたということなのだろう。
 Pensar que varias veces no se reportaron casos en el mundo original、probablemente aquí el mundo está construido a nivel de la edad media y la civilización es dependiente de la magia、me parece que por lo general se conoce como una invocación de héroe、será que fui llamado por un método de invocación forzado para poder llamar a una persona específica con las habilidades que se estableció desde otro mundo。

 兵士らしき奴らが着ている装飾が派手すぎる時代遅れの鎧を見る限り、俺の推測も間違ってはいないはずだ。
 Cuando miro a la armadura anticuada que los tipos llevan la decoración es demasiado llamativa、mi suposición tampoco debe estar equivocada。

「勇者様、どうかしましたか?」
「Héroe、ocurre algo?」

 一通り状況を把握するまでは黙っていようと思ったのだが、何も話さない俺を不思議に思ったのか、ドレスの女が話しかけてきた。華美な刺繍の施された服装は、どう考えても下働きの人間ではない。王女か貴族令嬢というところだろう。
 Pensé permanecer en silencio hasta conocer situación、me pregunté quién habló de la nada、la mujer del vestido ha hablado。La ropa que tenía un vistoso bordado、aun cuando pienso que no es un subordinado de los humanos。Sería llamada princesa o hija noble。

「ああ、済まない。私が召喚されたのは分かるのだが、ここは一体どこなのだろうか?」
「Oh、lo siento。Entiendo que fui convocado、pero en dónde estoy?」

「あら、召喚についてはご存知なのですね。それならば話が早いです。ここはアンリエント王国の王宮内で、私はアンリエント王国第一王女ソフィア・ル・アンリエントと申します。勇者様にとある協力をお願いしたく、こうして呼ばせていただきました。ええと、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「Oh、sí es saber acerca de la convocatoria。Entonces resumiendo。Este es el palacio real del Reino de Anriento、mi nombre es Sofía・Le・Anriento la Primera Princesa del Reino Anriento。Me gustaría pedir la cooperación del héroe、por eso los hemos llamado。Bueno、puedo preguntar su nombre?」

「これはご丁寧に。私はヤード・ウェルナーという者だ。私が呼ばれた理由についてもう少し詳しく聞かせてもらってもいいだろうか?」
「Qué cortes。Soy Yaado Werner。Puedo oír un poco mas detallado la razón por la que fui llamado?」

「ヤード様の他にも勇者様がいらっしゃいますので、その話に関しましては国王から皆様にお話をさせていただきたいと思っております。どうぞこちらへ」
「Porque también hay héroes, además de Yaado-sama、en lo que respecta a la historia el rey estará feliz de hablar con todos。Por este camino、por favor」

 俺の他にも呼ばれているのか。俺と同じ世界の人間か、それ以上の魔導技術を有している世界の人間がいるといいんだが。
 También fue llamado otro además a mí。Un ser humano del mismo mundo que yo o、espero que no sea de un mundo de los seres humanos con más tecnología Madou。

 まずは王との謁見があるらしく、彼女は案内役として俺の先を歩いていった。廊下には高価な調度品が置いてあり華やかに見えるが、あまり実用的な構造はしていないようだ。
 En primer lugar parece que hay una audiencia con el rey、ella caminaba delante de mí como una guía。Los muebles caros situados en el pasillo se ven magníficos、no parecen estar haciendo la estructura muy práctica。

※ ※ ※

 長い廊下や階段を延々と歩き、やっと目的の部屋へ到着した。
 Caminar un sin fin de largos pasillos y escaleras、finalmente llegamos a la habitación destinada。

 おそらく警備役だろう兵士達が扉を開けると、既に部屋の中には大勢の人がいた。部屋の奥に男女が座っているが、おそらくあの二人がこの国の国王と王妃だろう。
 Cuando los soldados probablemente oficiales de seguridad abrieron la puerta、muchas personas se encontraban en la habitación。Un hombre y una mujer están sentados en el fondo de la habitación、tal vez esas dos personas serían el rey y la reina de este país。

 その脇には若い男達が立っており、周りにはやたら金が掛かっていそうな服を着た者達と警備役の兵士が立っている。
 Hombres jóvenes están de pie a un lado、los soldados de oficiales de seguridad de pie alrededor de personas que vestían probablemente prendas con abundante oro。

 入り口のすぐ近くには二十代後半ぐらいの男が二人と十代後半ぐらいの女が一人、こいつらが召喚された勇者達だろう。
 En las inmediaciones de la entrada dos hombres y una mujer adolescente、estos tipos serían los héroes convocados。

 前に進み三人の隣に立って横目で窺うと、男の片方は明らかにこの国では作れないような、化学繊維でできた迷彩色の服を着ている。もう片方の男は一目見て騎士か何かだと分かる鎧姿だ。女はシンプルな聖職者風の服を着ている。
 Observo y avanzó a estar de pie junto a los otros tres、un hombre con lo que claramente no fue hecho en este país、está usando una ropa de camuflaje de fibra sintética。Un vistazo al otro hombre、es un caballero o algo、se puede ver por el aspecto de la armadura。 La mujer lleva un sencillo traje de sacerdote。

 俺が並んだのを確認して、姫は国王の近くへと行ってしまった。これといった説明もなしにいきなり国王との謁見をするようだが、礼儀作法などは大丈夫なのだろうか。
  Me alinee como ordenaron、la princesa ha ido cerca del rey。Me parece que hacer una audiencia de repente con el rey sin explicación en particular、será de acuerdo a las etiqueta。

「勇者達よ、よくぞこのアンリエント王国に参られた。私はアンリエント国国王ヴェルギリウス・ル・アンリエントである。突然のことに戸惑っているとは思うが、そなた達に十分に理解してもらえるまで何度でも説明しよう。しかしその前にまず、そなた達の名を教えてはもらえんか?」
「Héroes、es bueno que llegaron al Reino Anriento。Soy Virgilio・Le・Anriento el Rey del país Anriento。Aunque creo que es una cosa tan confusa y repentina、pero vamos a explicar hasta que lleguen a entender completamente。Pero antes de eso、podemos escuchar decir sus nombres?」

 流石は国王、普通に話しているだけでも声に威厳みたいなものが感じられる。俺達は顔を見合わせると、反対側の端にいた騎士風の男が自分を指差した。向かい合って分かったが、赤髪のイケメンだった。ついでに俺より身長が高い。どうやら先に発言してくれるらしい。
 Como era de esperar del rey、incluso si habla normalmente puede sentirse la dignidad de la voz。Cuando nos miramos el uno al otro、el hombre del estilo de caballero en el borde de la otra parte se señaló a sí mismo。Uno frente al otro como ya sabía、era un ikemen de pelo rojo。Por cierto que es más alto que yo。De alguna manera parece estar dispuesto a hablar antes。

「私はナギア帝国蒼天騎士団所属のアレク・ギルフレイアと申します。大精霊より魔王を打ち倒し人々を救えとお告げを受け、ここへと参上しました」
「Mi nombre es Alexi・Gill Freya de la Afiliación de Caballeros del Cielo Azul del Imperio Nagia。En respuesta a la revelación y salvar al pueblo derrotando al gran espíritu del rey demonio, fui llamado aquí」

 イケメン改めアレクは、どうやら神や精霊といった存在がまだ実在する世界から来たようだ。勇者召喚と呼ばれる強制召喚型の魔法は、概ねその世界の文化や形式にあった形で展開する。
 …

 神が実在するような世界では神からの託宣のような形が取られることが多い。奴の世界では大精霊とやらが神の代わりなのだろう。精霊と神の間に大きな違いがあるわけではない。

 精霊信仰が文化として存在している上に、託宣を受けるほどにその精霊を信仰しているということは、奴のいた世界はこの世界とあまり文明レベルでは変わらないはずだ。細かいところは違うかもしれないが、大体同じ程度の文明レベルになるはずだ。魔導技術と生活レベルの水準はおよそ比例関係にあるため、おそらく奴の世界では魔術もあまり発達していないに違いない。

 アレクが名乗り終わると、次は奴の隣にいた聖職者風の女が前に出た。俺達と並んでもそこまで違和感がないほどに身長が高い。顔は少々幼い感じで、美人というよりも美少女といったほうが合っているような雰囲気だ。召喚された人間の中では一番若いだろう。

「初めまして。聖光教会で司祭位を頂いております、フェアリスと申します。託宣を受けまして、微力ながらもこの世界の人々を助けるべく、召喚陣なるものに導かれて参りました」

 綺麗なお辞儀をしながら話すフェアリス。どうやらこいつの世界にも神が存在するらしいが、つまりこいつのいた世界もこの世界と変わらないレベルだということだ。

 普通は科学技術や魔導技術のレベルが一定の水準以上になれば神や精霊といった存在は信仰力を失い消滅するはずなので、自分の世界は神から託宣を受けられるような低レベルの世界ですと叫んでいるようなものだ。俺なら間違いなく羞恥心で死んでしまう。無知とは偉大だな。

 フェアリスが話し終わると、次はもう一人の男が前に出た。黒の短髪、身長は俺と同じ程度だが、よく鍛えられた身体をしている。元の世界でも戦闘訓練を受けていたのだろう。それに明らかに化学繊維でできた服装からして、この中で俺を除いて唯一近代文明から来ていることが分かる人間だ。

「自分は共和国軍第五特殊工作部所属のサガミ・リョウヘイです。私が飛ばされる際にはお告げのようなものはありませんでしたが、作戦行動中に突然魔法陣が現れ、気がついたときにはこちらの世界に来ていました」

 やはりサガミは軍隊所属か。召喚陣のみで飛ばされてきたということは、概念上の存在を信仰していない上に魔術が普遍的に知られている世界から来たということだ。つまり俺の世界でいえば近代かそれ以降の文明がある世界である。こいつとは話が合うかもしれない。

 それにしても作戦行動中に飛ばされるとは不運な奴だ。さぞかし自分の部隊がどうなっているか気になっていることだろうが、奴の態度からは不安の色は一切見えない。ポーカーフェイスを貫いているのを見ると、流石は軍人だと思わず感心してしまう。

 さて、次は俺の番だ。正直に言えばこういう大勢の前で話すのはあまり得意ではない。他の奴らはこういう情況も慣れているのかもしれないが、研究室で同僚ぐらいとしか会わない俺は、こういう大勢に注目される経験があまりない。内心ドキドキしながら、何とか普通に見えるよう背を伸ばして一歩前に出た。

{**** IMAGEN ****}

「私はジーノ超魔導帝国魔導研究室、戦略級術式開発班所属のヤード・ウェルナーだ。研究室にいるところを召喚陣に引っかかり、ここに飛ばされてきた」

 周囲の視線が集まっているのが分かる。勇者という存在に期待の眼差しを送っている者や明らかに珍しいものを見る目つきの者など様々である。サガミのときもそうだったが、特に俺の格好に注目している奴が多い。確かに勇者を呼んで魔術師が来るのは想定外だと思うが、いちいち疑うような視線を向けるのは止めて欲しい。人々の視線を気にしないようにしながら後ろへと戻る。

「うむ、そなた達がこちらにやってきた経緯は分かった。では次はこちらから、そなた達をこの国へと呼んだ理由について話そう」

 勇者達の自己紹介が終わると、一拍おいて国王が再び話し始めた。

「我が国は現在ダーロ魔帝国と戦争状態であり、国境地帯では何度も激しい戦闘が繰り広げられている。我が国は少数ながらに精鋭が揃っており、今まで魔帝国との間にそこまでの戦力差はなかったのだ。しかし魔帝国は長きに渡る均衡状態に焦れたのか、戦場に強大な魔物を解き放つという掟破りをしおった。我が国の精鋭達が次々と倒されていき、ようやく魔物を退けたときには多くの兵の命が失われていた。このままでは前線の崩壊は必至である。そこで苦肉の策として、そなた達勇者を呼び出さざるを得なかったのだ。そなた達には是非、魔帝国の軍勢を倒して欲しい」

 なるほど、前線を維持できるだけの戦力が足りなくなったから俺達を呼び寄せたということか。つまりは都合のいい肉壁役だ。冗談ではない。しかしここでいきなり反抗的な態度を取るのも得策ではない。この世界に俺の味方はまだいないからな。

「一つ質問をしたい」

「よかろう、言ってみよ」

「仮にその魔帝国とやらを撃退した後、元の世界に帰れるのだろうか?」

 これは割と重要な問題だ。自分で送還陣を描くことはできるが、その場合色々手間が掛かるし、数年掛かりの作業となる。そしてそんなに仕事を空けたらまず間違いなく研究所をクビになってしまう。

「それは……残念だができぬ。勇者召喚は呼ぶことしかできんのだ」

 国王の言葉を聞いて他の勇者達に動揺が走った。

 まあ元の世界でも勇者召喚が行われた世界での送還魔法の存在率は約四割と報告があったので、帰れない可能性も少なからずあるだろうと考えていた俺は動じなかった。突然の出来事で無職になった俺の心の中は、もはや悟りの境地に達していた。グッバイ、俺の仕事。

 そんなわけで質問をした俺は平然としていたが、他の勇者達は予想外だったのだろう。勇者達の中でもサガミの動揺が酷い。先ほどまでの冷静な態度が崩れ、表情を険しくしている。よく見れば視線も定まっていない。態度には出していなかったが、それほどまでに元の世界に残してきた何かが心配だったのだろうか。

 勇者達の動揺を見て周りの奴らは何やらひそひそと話している。ソフィアは何故か不安そうに俺を見つめている。多分俺が一番平然としていたから、この場の収拾をつけて欲しいのだろう。

 彼女の期待に応えようか迷っていると、俺が口を開く前に国王が先に動きを見せた。

「そなた達には申し訳なく思う。こちらでの待遇はできる限り便宜を図るので、どうか許して欲しい。情けない話だが、もはやこの国はそなた達だけが頼りなのだ」

「私からもお願いします、勇者様方はこの国の希望なのです。どうかこの国を救って下さい」

 率先して引き受けようとは思っていなかったので、国王から話し出してくれてよかったと思っていると、国王達の言葉を聞いたアレクとフェアリスが何かを決意した表情で前に出た。

「お任せ下さい、国王陛下。大精霊と我が剣に誓って、この国の危機を必ずや救ってみせましょう」

「ええ、助けを求める者に手を差し伸べるのは当然の行いです。私自身は非力ゆえ戦うことはできませんが、傷ついた人々を癒すことならできます。私達の力、どうかお使い下さい」

 二人の発言に周りの奴らからおおっ、という歓声が上がる。二人に先走られたせいで断りにくくなってしまったではないか。人助けは結構だが、俺まで入れているような発言は止めて欲しい。

 隣を窺うとサガミも微妙そうな顔をしているので、どうやら俺だけが否定的な考えをしているわけではなさそうだ。

 この国の人間でも何でもないのに、好き好んで戦いたくはないと考えるのは当然のことだ。サガミの場合は、単に帰れないショックからまだ立ち直っていないだけかもしれないが。

「そうか! そなた達の志、嬉しく思うぞ。我が国を救うべく駆けつけた勇者達に栄光あれ!」

 国王の声に合わせ、周りの人間達も栄光あれ、などと叫んでいる。

 この流れになるのは半ば決まり事のようなものだが、何とも余計なことをしてくれたものだ。まずはこちらの詳しい待遇や任務達成時の報酬などを話し合うことが必要だったというのに。いや、今からでも遅くはない。最初が肝心なのだ。

 同意を得るべくサガミのほうを窺ったが、奴はため息を吐くと何やら吹っ切れたような顔で国王に向かい綺麗な敬礼をした。違う、そうじゃない。お前まで折れたのではもう完全に断れる雰囲気ではなくなってしまったではないか。

 待遇も報酬も一切不明の上で戦争に参加するのか。一体何の罰ゲームだと心の中で嘆く俺の存在はこの場の人間達から完全に無視され、俺の顔には全てを諦めた、乾いた笑みが浮かんでいた。

第二章 偽りの感情、作られた愛

 謁見も終わり、俺達はそれぞれ専属のメイドに案内されて自分の部屋の場所に案内された。部屋は広かったが、元の研究室が懐かしくなるほどに何もない部屋だった。

 部屋を確認した後はアレクの部屋に集まった。現在この部屋にいるのは勇者四人と何故か参加しているソフィア、そしてアレクの専属のメイドの六人である。

 初対面の人間と顔を突き合わせるのは慣れていないのだが、この集まりを断る理由が思い浮かばなかったので、まずは現状把握と友好関係の強化が大事だと自分に言い聞かせ、仕方なく参加している。

「この国の勇者として活動する上で、まずは互いに何ができるのかを確認しよう。まずは私から話をさせてもらうので、その後は順に発言してくれ」

 まずはお互いの能力の確認から始めるようだ。自己紹介は先ほど済んだようなものだからな。

「私の武器は魔法剣だ。私は自力で魔法を使うことができないが、この剣に宿る大精霊の加護によって、剣を介してならば魔法を使うことができる。この剣さえあれば魔帝国の兵達が何人来ようとも負けはしないだろう」

 アレクは自信ありげな顔で剣を抜いた。確かに普通の魔道具よりは魔力が込められている。どうやら周囲の魔力を少しずつ吸収して溜め込んでいるようだ。これなら魔術行使ができない人間でも剣に記された術式を発動することができるだろう。
 少し気になってどんな術式か使えるのか見せてもらうと、剣の周りに電光を走らせていた。奴曰く、五つの属性を持たせることができるそうだが、戦争でこんな対人戦用の能力は必要ない。せめて戦術級術式程度は使って欲しいのだが、所詮は中世レベルの魔術といったところか。

 アレク本人には残念な話だが、こいつは戦力にはならないな。ともあれ一通り魔法剣を見せ終わると、奴はフェアリスのほうを向いて次を促し、彼女が頷いて立ち上がった。先ほどの発言と服装から推察するに、おそらくフェアリスは回復系の魔術師だ。

「私は攻撃用の魔法が使えませんが、代わりに癒しの魔法が使えます。生きているのであれば大体の傷を治すことができると思います。戦場では負傷者の治療をしようと思っております」

「その回復魔法とは、たとえば手足が切断されても後遺症なく治せるのか?」

「はい、息がある間ならば大丈夫です」

「神の恩寵である回復魔法を使うことができるなんて……。フェアリス様は聖女だったのですね」

 ソフィアがフェアリスの話を聞いて感動している。聞いたところによると、この世界でフェアリス程度の回復系術式が使える人間は、聖人と呼ばれる片手ほどの数の人間しかいないそうだ。

 再び訪れた衝撃の真実に、もはや言葉も出ない。まさか優先度の高い回復系術式がここまで発達していないとは。

 個人の資質に依らない回復系術式は普通に存在するし、俺も何種類か使うことができる。当然信仰心などの無駄な要素はいらない。

 ところが二人の話に上がっている信仰心を元にした回復系術式は、個人の魔力資質に依るところが大きい原始的な術式である。これは使える奴は生まれたときから使える、使えない奴はいつまでも使えないという、才能が全ての分かりやすい術式だ。

 勇者の召喚なんて術式を完成させる暇があったのなら、一般人にも使える回復系術式の研究をしろと言いたい。

 あまりにも偏ったこの世界の魔導技術のレベルに悪い意味で感動を覚えていると、いつの間にかフェアリスの話も終わっていたようで、サガミが立ち上がった。やはり軍人らしく背筋がビシッと伸びていて好印象だ。

「私の工作魔術は、あまり大きな物は作れないが、武器程度の大きさの物ならば作れる。近接戦闘術も一通り修めているので最前線で戦ってもいいが、私としては諜報や偵察といった任務のほうが合っていると思っている。部隊の振り分けの際には一考してくれると助かる」

 サガミの言う工作魔術とは、命令入力コマンドと形質変化モーフィングに特化した術式の総称だ。道具や構築物、ゴーレムなどの作成が主で、初期文明の発展の際に魔術に頼らない進化を遂げ、後に魔導技術体系を確立した世界でときどき見られる、結構レアな術式と言っていい。

 少なくともある程度の科学技術と魔導技術の知識があるということで、他の二人よりも使えそうだ。ちなみに集団戦用に機関銃も作れるそうだ。アレクが何人襲ってきても倒せるな。

「それじゃあ、次はヤード様の番ですね」

 サガミとならば魔術関係の話が通じるかもしれないなどと考えていると、俺の番が回ってきた。

 今までの自慢にもならない話を聞いて、ここは自分の魔術の凄さをアピールするしかないという謎の発想に至った俺は、いかにも自信ありげな感じで立ち上がった。

「基本的な魔術は全て使えると思ってくれていいが、先ほどの名乗りの際に言った通り、第四種戦略級術式と、後は第七種精神感応系術式を得意としている。戦場に出ることがあるならば、前線で戦うよりも後方支援のほうが向いていると思う」

 第四種戦略級術式とは、魔法陣を用いた超遠距離広範囲を対象とすることのできる術式の総称で、俺が元の世界の研究室で日夜研究を続けていたのもこれだ。

 そして第七種精神感応系術式とは、術式発動の際に発音・動作要素を必要としない、主に脳や神経、記憶に作用する魔法の術式体系のことだ。戦略級の術式の中には精神感応系に分類できるものも混じっているが、これはその術式を作ったのが軍の研究室だからで、特に規則性はない。

 ちなみに戦術・戦略級の術式は一応軍事機密だ。

「待て、お前が何を言っているのか分からん。戦略級術式とは大規模な範囲魔法のことなのか? それにもう一つのほうも詳しく説明してくれ。精神感応系と言われてもテレパシーしか思いつかん」

 俺の話が分からなかったのか、サガミがそんなことを言ってくる。他の奴らも頭に疑問符が浮いているようだ。系統別の分類すら知らない奴らはこれだから困る。仕方がないので実演として念話を発動する。

(つまりはこういう魔法だ)

 念話は精神感応系術式の基本であり、必須ともいえる重要な術式だ。これができない奴は精神感応系を使いこなすことはできないとまで言われている。

 口を動かしていないのに声が聞こえることに驚いたのか、四人は俺のほうを見つめてきた。

(あれ? ヤード様、今お話しになりました?)

(これは……大精霊のお告げと似ているな)

(私も託宣を受けたような感じがします。貴方が話しかけているのですよね?)

(音を媒介としないで会話することができる魔術か。それに詠唱も道具もなしに使えるとは、素晴らしい魔法の使い手だな)

 ソフィアは何をされたか分かってないようだが、勇者達には伝わったのでよしとする。

 本当は念話じゃなくて洗脳ブレインウォッシュや窃思ソートスティールのほうが得意なのだが、一般的に受けがいい類の術式ではないので言わないほうがいいだろう。それにそういった術式を使えることが知られれば、面倒な事態に巻き込まれる可能性が高い。

「この魔術は、たとえばここから前線となっている場所まで飛ばすことができるのだろうか?」

「ああ、人物の特定ができていれば大丈夫だ。何かその人物を特定できるような目印を持っていてもらえば、この世界のどこにいてもこの術式を飛ばすことができる」

「な、なるほど……。無線が使えないこの世界では、かなり重要な魔術だ」

 サガミがいいことを聞いてきたので答えると、奴はこの術式の素晴らしさに気付いて驚いている。

 だがしかし、俺の話にまともな反応を見せたのは奴だけだった。他の奴らはそれがどうしたのか、と表情で語っている。うん、正直奴らの理解力の低さを舐めていた。

 一応無詠唱で炎を出してみせたが、そっちのほうが褒められたのがショックだ。

 結局戦略級術式は実演できなかったがまあいい。室内では奴らでも分かるような派手な術式は使えないし、魔法陣を描くのも大変だし、それ以前に使用する魔力量が多すぎて無駄撃ちをしたくない。

 俺にとって何より重要な情報は、ここまで魔導技術の遅れた世界でこれから生きていかなくてはならないということだ。一見絶望しかないように見えるが、考えようによっては最高の舞台だ。

 覚悟しておけよ、この世界の人間達。魔導技術の遅れたこの世界は、俺にとって巨大な玩具箱だ。好きなように遊ばせてもらおう。

「よし、これから四人で力を合わせて魔帝国と戦っていこう。そのためにお互いに信頼し、協力し、助け合っていこうではないか。もちろん毎日の鍛錬を忘れずに行い、この国に早く馴染めるよう努力していくことも大切だ。我々は人々の規範となるべき勇者なのだから、横柄に振る舞うのではなく、そして……」

 あまりにも長くなりそうなアレクの話に一瞬で飽きてしまった俺は、真面目に聞いている振りをしながらこれからのことを考えていた。

 正直な話、俺はこいつらと違って戦争に参加するなんてお断りなんだ。まだ敵の戦力すら分かっていないのに、誰がわざわざ死ぬ可能性のある戦いに参加しようと思うのか。いざとなったらこの城から逃亡することも視野に入れておこう。

※ ※ ※